FF14ベンチマークのスコア目安|8段階の意味と動作環境との違い

『ファイナルファンタジーXIV』を始めたい、あるいはPCを買い替えたいときに最初に走らせるのが公式のベンチマークソフトです。ただ、出てきた数字を見ても「この点数で本当に遊べるのか」が分かりにくい。

結論から書くと、スコアの意味はスクウェア・エニックス公式が8段階で定義しており、1万点を超えていれば「快適」以上です。ただしそのスコアと、公式が別に出している「必要動作環境/推奨動作環境」は別の基準で、ここを混ぜて読むと判断を誤ります。

この記事では、公式サイトに書かれている数字と注記だけを使って、スコアの読み方と落とし穴を整理します。2026年9月20日に公式ページで確認した内容です。

目次

【結論】スコア8段階の早見表

現在配布されているのは『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク』です。計測後に出るスコアの意味は、公式が次のように定義しています。

スコア評価公式の説明
15000〜非常に快適非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください
11000〜14999とても快適グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます
8000〜10999快適グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます
6000〜7999やや快適標準的な動作が見込めます。余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします
4000〜5999普通標準的な動作が見込めます
2000〜3999設定変更を推奨プレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなります
1000〜1999設定変更が必要プレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます
1000未満動作困難動作に必要な性能を満たしていません
スクウェア・エニックス公式ベンチマークページの「計測スコアとプレイの目安について」より(2026年9月20日確認)

公式は同じ場所で「この指標はあくまでも参考値であり、必ずしも製品版の動作を保証するものではありません」とも書いています。スコアは「快適さの目安」であって、動作保証の線ではありません。

スコアを読み違える3つの落とし穴

公式ページの注記に、知らないと判断を誤る条件が3つ書かれています。ほとんどは本文ではなく「※」の行にあります。

① 暁月のベンチマークより10〜20%低く出る

もっとも影響が大きいのがこれです。公式は「本ベンチマークでは『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク』と同スペック機器で比較して10〜20%程度スコアが下がることがあります」と明記しています。理由は、黄金のレガシーで第1次グラフィックスアップデートが入り、必須・推奨環境そのものが変更されたためです。

ここは自分で計算できます。暁月のベンチマークで15,000点だったPCは、同じ構成でも黄金のベンチマークでは 15,000 × 0.8〜0.9 = 12,000〜13,500点あたりに落ちる計算です。早見表に当てはめると「非常に快適」から「とても快適」へ1段階下がることになります。

つまり暁月のフィナーレの時代に書かれた「この構成なら◯点」という数字を、そのまま今の判定に使うと過大評価になります。スコアを他の人と比べるときは、どちらのベンチマークの数字なのかを先に確かめてください。

② 1回目の計測は下振れする

公式の注記に「初回計測時、お使いのグラフィックボードによる内部の最適化処理が入るため、計測開始までに時間がかかったり、計測中のスコアが低下することがあります。2回目以降は安定した状態で計測可能です」とあります。

判定に使うのは2回目以降のスコアです。1回目が思ったより低くても、そこで結論を出さないでください。

③「ループ再生する」にチェックするとスコアが出ない

ランチャーには計測映像を繰り返し流す「ループ再生する」のチェックボックスがあります。公式の説明では、ここにチェックを入れるとPCへの負荷軽減のために最高フレームレートが60fpsに制限され、スコア計測は行われません。映像を眺めたいときの機能なので、性能を測るときは外しておきます。

スコアと「動作環境」は別の基準

ここが一番まぎらわしいところです。公式が出している判断材料は2つあり、互いに換算表が用意されていません

  • ベンチマークのスコア=実際に映像を流して測る「快適さの目安」(上の8段階)
  • 必要動作環境/推奨動作環境=CPU・GPU・メモリの型番で示される「ハードの条件」

公式は「スコア◯点以上なら推奨動作環境を満たす」とは書いていません。スコアが高くてもメモリやストレージが足りなければ製品版は動きませんし、逆に型番が推奨環境を満たしていても、設定次第でスコアは大きく変わります。両方を別々に確認するのが正しい使い方です。

Windows版の必要・推奨動作環境(公式表記)

項目必要動作環境推奨動作環境
OSWindows 11 64bitWindows 11 64bit
CPUIntel Core i5-8400 以上Intel Core i7-9700 以上
メインメモリ8GB 以上16GB 以上
空き容量ハードディスク 140GB 以上SSD 140GB 以上
グラフィックカードGeForce GTX 970(4GB) 以上
/ Radeon RX 480 以上
GeForce RTX 2060(6GB) 以上
/ Radeon RX 5600 XT 以上
画面解像度1280×7201920×1080
DirectXVersion 11Version 11
公式「動作環境」ページより。必要動作環境は2025年7月17日時点の表記(2026年9月20日確認)

見落としやすいのが推奨環境では「SSD」と書き分けられている点です。必要動作環境はハードディスクでもよいことになっていますが、推奨側はSSDが前提です。容量はどちらも140GB以上で同じなので、差は速度のほうにあります

もうひとつ、公式が別記しているのが「MicrosoftのWindows 10のサポート終了に伴い、2025年10月14日をもってWindows 10は動作保証外となります」という注記です。Windows 10のままでも起動はしますが、Windows 10に起因する不具合はサポート対象外と案内されています。ほかに、ゲームランチャーに「Microsoft Edge WebView2」が必要なこと、FAT32でフォーマットされたドライブは使えないことも書かれています。

ベンチマークの入手と実行(Windows専用)

ベンチマークソフトは公式サイトから無料でダウンロードできます。仕様は次のとおりです。

名称ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク(Ver. 1.1)
ファイル名ffxiv-dawntrail-bench_v11.zip
ファイルサイズ約3.97GB
実行ファイルffxiv-dawntrail-bench.exe(zipを展開して実行)
対応OSWindows 10 64bit/Windows 11 64bit ※32bit OSは不可
Mac版なし(公式が「Mac版はございません」と明記)
必要条件DirectX 11対応のグラフィックカードと最新ドライバ/画面1024×720ドット以上
解像度1280×720・1920×1080 に加え 4K(3840×2160)に対応
音声5.1chサラウンド対応
言語日本語・英語・ドイツ語・フランス語
公式ベンチマークページ「ベンチマーク概要」より(2026年9月20日確認)

注意点として、公式は「このソフトは体験版ではありません。製品版をプレイすることはできません」と明記しています。遊べるのは計測映像とキャラクタークリエイションだけです。ただしここで作ったキャラクターの外見データは、製品版のキャラクター作成時に使えます。公式の注記では、保存した外見データは同一PCにインストールしたWindows版の製品版からのみ利用可能とされているので、PS5・Xbox・Switch 2版や別のPCへは持ち出せない点に注意してください。

グラフィック設定は5種類のプリセットから選ぶ

計測前の「設定変更」で、最高品質/高品質(デスクトップPC向け・ノートPC向け)/標準品質(デスクトップPC向け・ノートPC向け)の5種から選べます。同じPCでもプリセットが違えばスコアは変わるので、他人の数字と比べるときは解像度とプリセットをそろえる必要があります。

すでにFF14を遊んでいる人向けには「現在プレイ中のゲームの設定を読み込む」ボタンがあり、実際のゲーム設定が「マイゲーム」というプリセットとして追加されます。いま遊んでいる環境のままで新しいPCがどうなるかを見たいときは、これが一番近い条件になります。カスタムした設定は「マイセット」として3パターンまで保存できます。

計測後はPCのスペックを含むレポートテキストを出力できます。ffxiv-dawntrail-bench.exe と同じフォルダに「score+日時」の名前で保存されるので、パーツを替える前後で比較したいときはこれを残しておくと確実です。

家庭用機で遊ぶならベンチマークは不要(ただし容量は要る)

ベンチマークはWindows PC向けの道具です。PlayStationやXbox、Nintendo Switch 2で遊ぶなら性能を測る必要はありませんが、ストレージの空き容量だけは機種ごとに違うので先に確認しておきます。

機種必要な空き容量サブスクの要否
PlayStation 590GB 以上PlayStation Plus 加入不要
PlayStation 4100GB 以上PlayStation Plus 加入不要
Xbox Series X|S150GB 以上Xbox Game Pass(Essential/Premium/Ultimate)が必須。フリートライアルは加入不要
Nintendo Switch 2120GB 以上Nintendo Switch Online 加入不要
Windows PC140GB 以上
Mac140GB 以上
公式「動作環境」ページより。各機種の表記時点は PS5・PS4 が2024年3月24日、Xbox が2025年11月11日、Nintendo Switch 2 が2026年7月25日、Windows が2025年7月17日(2026年9月20日確認)

機種を選ぶときにもうひとつ効いてくるのが月額料金です。パッケージ代と利用料金の仕組みはFF14の月額料金はいくら?機種別の料金表で整理しています。

Mac版については、公式が必要動作環境としてmacOS Sonoma 14.5/Sequoia 15.3.1/Tahoe 26.1、モデルはiMac(M1, 2021)やMac mini(M1, 2020)以上、推奨はMac mini(M2 Pro, 2023)以上と案内しています。ただしベンチマークソフトにMac版はないので、Macの場合は型番で判断することになります。

よくある質問

Q. スコアがいくつあれば快適に遊べますか?

公式の区分では8000点以上が「快適」、11000点以上が「とても快適」、15000点以上が「非常に快適」です。8000点を超えていれば、公式の表現では「グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます」という水準になります。ただしこれは参考値で、動作保証ではありません。

Q. ベンチマークは無料ですか?

無料です。公式サイトで注意事項に同意するとzipファイルをダウンロードできます。アカウント登録も不要です。ただし約3.97GBあるので、回線と空き容量には余裕を見てください。

Q. ベンチマークでゲーム本編を遊べますか?

遊べません。公式が「このソフトは体験版ではありません」と明記しています。実際にゲームを試したい場合はフリートライアルが別に用意されています。

Q. Macでベンチマークを走らせたいのですが

Mac版のベンチマークソフトは配布されていません。公式ページにも「このベンチマークソフトにはMac版はございません」と書かれています。Macの場合は、公式の動作環境に載っているモデル(M1以上、推奨はM2 Pro以上)で判断してください。

Q. 前に測ったスコアと比べたら下がっていました

過去の数字が『暁月のフィナーレ』のベンチマークのものなら、下がって当然です。公式が同スペックでも10〜20%程度スコアが下がることがあると説明しています。同じ黄金のレガシーのベンチマークどうしで下がった場合は、初回計測かどうか、解像度とグラフィックプリセットが同じかどうかを先に確認してください。

Q. Windows 10のままでも大丈夫ですか?

ベンチマークソフト自体はWindows 10 64bitに対応しています。ただし製品版のほうは、公式が2025年10月14日をもってWindows 10は動作保証外とし、Windows 10に起因する不具合はサポート対象外と案内しています。長く遊ぶつもりならWindows 11が前提になります。

まとめ

  • スコアの意味は公式が8段階で定義。8000点以上が「快適」、15000点以上が「非常に快適」
  • 暁月のフィナーレのベンチマークより10〜20%低く出ると公式が明記。古い記事のスコアをそのまま当てはめない
  • 判定に使うのは2回目以降の計測。「ループ再生する」にチェックするとスコアは出ない
  • スコアと「必要/推奨動作環境」は別の基準で、公式に換算表はない。両方を確認する
  • ベンチマークは無料・約3.97GB・Windows専用。体験版ではないが、作ったキャラクターは同じPCのWindows版の製品版でだけ使える

スコアが足りずPCの買い替えを考える場合は、ゲーミングPCのおすすめと選び方で予算帯ごとの考え方を、中古ゲーミングPCは買っていい?で中古を選ぶときの条件を整理しています。

出典(自分で確認できる公式情報)

本記事の数値・引用はすべて下記の公式ページの表記にもとづいています(最終確認日:2026年9月20日)。

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この記事を書いた人

ゲームのウラ話 運営者:Satimo

1990年代から30年以上にわたってゲームをプレイし続けるレトロゲーマー。
特に思い入れが強いのは初代PlayStation時代のSIEタイトル群で、
『サルゲッチュ』『どこでもいっしょ』『パラッパラッパー』は全作品プレイ済み。
現在も最新ハード(PS5・Switch2)からレトロゲームまで幅広くプレイ中。
当ブログでは、長年のプレイ経験に基づいた一次情報レベルのレビュー・考察を
発信しています。

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