※この記事では『FINAL FANTASY VII』本編、『FF7リメイク』『FF7リバース』、関連作品に関する重要なネタバレを含みます。未プレイの方は注意してください。
「クラウド FF」と検索して、FF7のクラウド・ストライフの正体やザックスとの関係が気になっている方は多いのではないでしょうか。
クラウド・ストライフは、FF7を代表する主人公です。金髪のツンツン頭、大きなバスターソード、クールな態度が印象的なキャラクターですが、物語を進めると、その見た目や肩書きだけでは説明できない複雑な過去が見えてきます。
公式プロフィール上では、クラウドは「元ソルジャー・クラス1st」と紹介されています。一方で、FF7本編では、その記憶や肩書きに関わる重要な真相が明かされます。
結論から言うと、クラウドの正体は「元ソルジャー・クラス1st」と名乗る青年でありながら、自分の記憶と他人の記憶が混ざってしまった人物です。そこに深く関わっているのが、ザックス・フェアという本物のソルジャーです。
この記事では、FF7のクラウドの基本プロフィールから、正体、ザックスとの関係、ティファやエアリスとのつながり、さらにFF7リメイク・リバースでの描かれ方まで、初心者にも分かりやすく整理します。

FF7のクラウドの基本プロフィール

クラウドを理解するうえで、まず押さえておきたいのは「表向きのプロフィール」と「物語で明かされる真実」が少し違うという点です。
公式の紹介では、クラウドは元ソルジャー・クラス1stとして描かれています。神羅カンパニーを抜けたあと、ミッドガルでなんでも屋を始め、幼なじみのティファに誘われて反神羅組織アバランチの作戦に参加します。
なお、FF7リメイク公式サイトのクラウド紹介ページでも、クラウドは「元ソルジャー・クラス1st」として紹介されています。また、神羅を抜けたあとミッドガルでなんでも屋を始め、報酬のために仕事をこなす人物として説明されています。
ただし、FF7の物語では、この「元ソルジャー」という肩書きそのものに大きな意味があります。最初はただのかっこいい主人公に見えても、後半になるほど「クラウドは本当に自分のことを正しく覚えているのか」という疑問が強くなっていきます。
クラウド・ストライフはFF7の主人公
クラウド・ストライフは、『FINAL FANTASY VII』の主人公です。物語の序盤では、巨大企業である神羅カンパニーに反発する組織アバランチに雇われた傭兵として登場します。
最初のクラウドは、かなりドライです。アバランチの活動にも強い正義感で参加しているわけではなく、あくまで「報酬のための仕事」と割り切っています。
たとえば、ミッドガルでの魔晄炉爆破作戦では、バレットたちが星の命を守るために熱く語っていても、クラウドはどこか冷めた態度を取ります。序盤のクラウドは、仲間と距離を置くクールな傭兵として描かれているのです。
しかし、物語が進むにつれて、クラウドは少しずつ変わっていきます。ティファとの再会、エアリスとの出会い、セフィロスの影、ザックスに関わる記憶。これらが重なり、ただの傭兵だったクラウドは、自分自身の過去と向き合うことになります。
ファイナルファンタジー公式ポータルサイトのFF7紹介ページでも、クラウドの旅は「本当の自分とは何か」「自分は何のために戦うのか」と向き合う物語として紹介されています。
つまりFF7のクラウドは、「かっこいい剣士」では終わらない主人公です。自分の弱さや間違った記憶を受け入れて、本当の自分を取り戻していく物語の中心人物なのです。
年齢・身長・誕生日・声優
クラウドのプロフィールとしてよく紹介される情報は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | クラウド・ストライフ |
| 登場作品 | FINAL FANTASY VIIシリーズ |
| 年齢 | 21歳として知られる |
| 身長 | 173cmとして知られる |
| 誕生日 | 8月11日として知られる |
| 出身地 | ニブルヘイム |
| 声優 | 櫻井孝宏さん |
| 武器 | バスターソードなどの大剣 |
注意点として、年齢・身長・誕生日は関連資料やファン向けプロフィールで広く扱われている情報です。ただし、FF7リメイクやFF7リバースの公式キャラクターページでは、これらの数値がすべて確認できるわけではありません。
そのため、記事内では「公式Web上で明記されている情報」と「関連資料などで知られているプロフィール」を分けて考えると安全です。
声優については、FF7リメイクや関連作品で櫻井孝宏さんがクラウドを担当しています。原作の初代『FINAL FANTASY VII』はプレイステーション用ソフトだったため、現在のような本格的なキャラクターボイスはありませんでした。
この違いも、原作とリメイク版で印象が変わる理由のひとつです。文字だけでクールに見えていたクラウドが、声や表情、間の取り方によって、より不器用で人間らしく感じられるようになっています。
バスターソードを背負う元ソルジャーという設定
FF7のクラウドといえば、やはり巨大なバスターソードです。細身の青年が自分の体ほどもある大剣を背負っている姿は、FFシリーズの中でも特に有名な見た目と言えます。
物語の序盤では、クラウドは自分を「元ソルジャー・クラス1st」と説明します。ソルジャーとは、神羅カンパニーに所属する強化兵士のような存在です。普通の兵士よりも高い戦闘力を持ち、セフィロスのような英雄もこのソルジャーに含まれます。
そのため、初めてFF7を遊ぶ人は「クラウドはすごい部隊にいたエリートなんだ」と受け取るはずです。実際、クラウドは序盤から高い戦闘力を見せますし、魔晄炉での任務でも堂々とした態度を取っています。
しかし、この「元ソルジャー」という設定は、クラウドの最大の謎につながります。なぜなら、物語を進めると、クラウドの記憶には不自然な部分があると分かってくるからです。
バスターソードも、ただのかっこいい武器ではありません。ザックスとの関係を知ると、この剣がクラウドにとってどれほど重い意味を持つのかが見えてきます。
クラウドの正体をネタバレ解説
クラウドの正体を一言で説明すると、「本当の過去を忘れ、ザックスの記憶や自分の願望を混ぜて“元ソルジャーの自分”を作ってしまった青年」です。
ただし、この説明だけだと少し冷たく聞こえるかもしれません。クラウドはただの偽物ではなく、自分の弱さや記憶の混乱に苦しみながら、本当の自分を取り戻していく主人公です。
かなり重い話ですが、ここがFF7の面白さでもあります。クラウドは最初から完璧な英雄だったわけではありません。むしろ、劣等感や挫折、心の傷を抱えた普通の青年でした。
だからこそ、FF7のクラウドは長く愛されているのだと思います。強いだけではなく、弱さを抱えながら進む主人公だからです。
クラウドは本当にソルジャーなのか
結論から言うと、原作FF7の重要な真相として、クラウドはソルジャー・クラス1stではありません。
クラウドはかつてソルジャーに憧れていました。故郷ニブルヘイムを出て、セフィロスのような英雄になることを目指して神羅に入ります。しかし、クラウドはソルジャーにはなれず、一般兵として神羅に所属することになります。
ここがとても大事です。
クラウドは「最初から選ばれた特別な人間」ではありませんでした。むしろ、自分の理想に届かなかった人間です。幼なじみのティファに対しても、胸を張って会える自分ではないと感じていたため、ニブルヘイムで再会したときも素顔を隠していました。
では、なぜクラウドはソルジャーのような力を持っているのでしょうか。
それは、ニブルヘイム事件のあと、クラウドが神羅の実験に巻き込まれたためです。魔晄やジェノバ細胞に関わる実験の影響を受け、クラウドは普通の人間とは違う力を持つようになります。ただし、精神は大きく傷つき、記憶も不安定になってしまいました。
つまり、クラウドは「本物のソルジャーではないけれど、ソルジャーに近い力と、壊れかけた記憶を持った人物」と考えると分かりやすいです。
ザックスとの関係が重要な理由
クラウドを理解するうえで、ザックス・フェアの存在は欠かせません。
ザックスは、本物のソルジャー・クラス1stです。明るく前向きな性格で、クラウドとは対照的な雰囲気を持っています。クラウドが一般兵だった頃、ザックスはすでに実力あるソルジャーとして活躍していました。
FF7リバース公式サイトのザックス紹介ページでも、ザックスはソルジャー・クラス1stであり、エアリスの初恋の相手として紹介されています。また、魔晄中毒のクラウドと共にミッドガルへ生還する人物として説明されています。
ニブルヘイム事件のあと、ザックスとクラウドは神羅の実験に巻き込まれます。その後、ザックスは魔晄中毒でまともに動けないクラウドを連れて逃げ出します。ここから、ふたりの関係は単なる知り合いではなく、クラウドの人生そのものに関わるものになります。
ザックスはクラウドを見捨てませんでした。自分も追われる立場でありながら、意識がはっきりしないクラウドをミッドガルへ連れて行こうとします。
この出来事が、クラウドの人格形成に大きく関係します。クラウドは極度に弱った状態でザックスの言葉や生き方に触れ、その後、自分の願望や記憶の穴を埋めるように、ザックスの経験を自分のもののように認識してしまいます。
簡単に言えば、クラウドの中に「自分がなりたかった理想の姿」と「ザックスの記憶」が混ざってしまったのです。
だからこそ、ザックスを知らないままFF7を見ると、クラウドの正体はかなり分かりにくくなります。逆にザックスを知ると、クラウドの言動の意味が一気につながります。
記憶が混乱している原因
クラウドの記憶が混乱している理由は、ひとつだけではありません。いくつかの要因が重なっています。
まず、クラウド自身に強い劣等感がありました。ソルジャーになれなかったこと、ティファに胸を張れなかったこと、自分が理想の英雄ではなかったこと。これらはクラウドにとって大きな傷です。
次に、ニブルヘイム事件があります。セフィロスが故郷を焼き、クラウドやティファの人生を大きく変えた出来事です。普通なら忘れられない出来事ですが、あまりにもつらすぎる記憶は、人の心を守るためにゆがんでしまうことがあります。
さらに、神羅の実験による魔晄中毒やジェノバ細胞の影響もあります。これにより、クラウドの心と体は普通の状態ではなくなりました。
そして最後に、ザックスの存在です。クラウドはザックスと行動を共にしたことで、ザックスの体験や言葉を自分の記憶の中に取り込むようになります。
その結果、クラウドは「自分はソルジャー・クラス1stで、セフィロスと任務に行った」と思い込むようになります。実際には、クラウドはその場にいました。ただし、ソルジャーとしてではなく、神羅兵として同行していたのです。
このズレが、FF7の物語を複雑にしています。
ニブルヘイム事件で何が起きたのか
ニブルヘイム事件は、クラウドの正体を語るうえで避けて通れない出来事です。
ニブルヘイムは、クラウドとティファの故郷です。そこにセフィロス、ザックス、そして神羅兵としてのクラウドが任務で訪れます。
このとき、クラウドは故郷に帰ってきていました。しかし、ソルジャーになれなかった自分をティファに知られたくなくて、ヘルメットで顔を隠しています。ここが切ないポイントです。クラウドは本当はティファに会いたい。でも、理想の自分ではないから名乗れないのです。
その後、セフィロスは自分の出生やジェノバに関する情報を知り、精神的に大きく崩れていきます。そして、ニブルヘイムは炎に包まれます。
この事件で、ティファは傷つき、クラウドもセフィロスと対峙します。クラウドは一般兵でありながら、最後にはセフィロスに立ち向かいます。ここは、クラウドが本当は弱いだけの人間ではないことを示す重要な場面です。
クラウドの本当の強さは、肩書きではありません。ソルジャーではなかったとしても、彼は大切な人や故郷のために動ける人間でした。
だから、クラウドの正体を知ると、むしろ彼の魅力は増します。作られた英雄ではなく、傷ついた普通の青年が、自分の力で立ち上がる話になるからです。
本当のクラウドが取り戻される流れ
FF7で最も大事なのは、クラウドが「本当の自分を取り戻すこと」です。
序盤のクラウドは、クールで無関心な傭兵として振る舞っています。しかし、それは完全な本心ではありません。強く見せたい、弱さを隠したい、理想の自分でいたい。そうした気持ちが、彼の態度に表れています。
物語が進むと、クラウドの記憶の矛盾が少しずつ明らかになります。自分が覚えているニブルヘイムでの出来事と、ティファが覚えている出来事が一致しない。セフィロスの言葉に揺さぶられる。自分が何者なのか分からなくなる。
その中で重要な役割を果たすのがティファです。ティファはクラウドの過去を知る人物であり、クラウドが自分の記憶を取り戻すための支えになります。
本当のクラウドは、完璧な英雄ではありません。ソルジャーになれなかった青年であり、弱さを隠していた人物です。しかし、その事実を受け入れたとき、クラウドはようやく自分の足で立てるようになります。
クラウドの正体は、「偽物の英雄」ではなく、「偽物の自分を乗り越えた主人公」と言う方が近いでしょう。
クラウドと主要キャラの関係
クラウドの魅力は、本人の謎だけではありません。ティファ、エアリス、ザックス、セフィロスといった主要キャラとの関係によって、クラウドの内面が見えてきます。
それぞれのキャラは、クラウドに違う影響を与えています。ティファは過去、エアリスは現在の変化、ザックスは記憶の土台、セフィロスは心を揺さぶる敵という見方ができます。
ティファとの関係
ティファは、クラウドの幼なじみです。クラウドの本当の過去を語るうえで、ティファはとても重要な人物になります。
クラウドとティファは同じニブルヘイム出身ですが、子どもの頃から何でも話せる仲だったわけではありません。クラウドはティファの近くにいながら、どこか距離を感じていました。ティファに認められたい、でもうまく近づけない。そんな不器用な感情を抱えていたように見えます。
有名なのが、給水塔での約束です。クラウドはティファに、自分がソルジャーになって有名になったら助けに来ると約束します。この約束は、クラウドにとって「かっこいい自分になりたい」という願いそのものでした。
しかし現実には、クラウドはソルジャーになれませんでした。だからこそ、ニブルヘイムでティファに顔を見せられなかったのです。
ティファは、クラウドの記憶がゆがんでいることに早くから違和感を持っています。ただ、すぐには強く問い詰めません。クラウドを傷つけるかもしれないと感じていたからでしょう。
ティファとの関係は、恋愛だけで見ると少しもったいないです。もちろん特別な絆はありますが、それ以上に「クラウドが本当の自分に戻るための支え」として大きな意味を持っています。
エアリスとの関係
エアリスは、クラウドに変化を与える存在です。
エアリスは伍番街スラムに住む花売りで、古代種セトラの最後の生き残りとされています。星の声を聞く力を持つ特別な人物ですが、性格は明るく、クラウドにも遠慮なく話しかけます。
序盤のクラウドは、あまり人に踏み込まれることを好みません。ところが、エアリスはその壁をひょいっと越えてきます。クラウドがクールに振る舞っても、エアリスはあまり気にしません。
この距離感が、クラウドを少しずつ変えていきます。エアリスと一緒に行動する中で、クラウドは仕事や報酬だけでは説明できない感情を見せるようになります。
また、エアリスはザックスとも関係が深い人物です。ザックスはエアリスの初恋の相手として紹介されています。クラウド、ザックス、エアリスの関係は、FF7の物語を理解するうえで外せません。
そのため、クラウドとエアリスの関係を見るときは、「恋愛かどうか」だけで判断しない方が分かりやすいです。エアリスはクラウドの心をやわらかくし、物語の核心へ近づける存在だと言えます。
ザックスとの関係
ザックスは、クラウドの正体を語るうえで最も重要な人物のひとりです。
ザックスは本物のソルジャー・クラス1stであり、クラウドがなりたかった姿に近い存在です。明るく、強く、人を見捨てない。クラウドが自分に足りないと感じていたものを、ザックスは自然に持っていました。
ニブルヘイム事件のあと、ザックスは魔晄中毒のクラウドを連れて逃げます。クラウドはまともに話すこともできない状態でしたが、ザックスは彼を仲間として扱い続けます。
この関係が、クラウドの記憶に大きな影響を与えました。クラウドはザックスの言葉や経験を、自分自身の記憶の一部のように取り込んでしまいます。その結果、「元ソルジャー・クラス1stのクラウド」という人格が作られていきました。
ただし、ザックスはクラウドの人生を壊した人物ではありません。むしろ、クラウドを最後まで守ろうとした人物です。
クラウドにとってザックスは、失われた記憶の原因であり、同時に生き延びるきっかけでもあります。この二重の意味があるからこそ、ふたりの関係は重いのです。
セフィロスとの因縁
セフィロスは、クラウドにとって最大の敵です。
セフィロスは伝説のソルジャー・クラス1stで、かつては英雄と呼ばれていました。しかし、ニブルヘイムで自分の出生に関わる真実を知ったことで、精神的に崩れていきます。そして故郷を焼き、クラウドやティファの人生を大きく変えてしまいます。
クラウドとセフィロスの関係は、単なる「主人公とラスボス」ではありません。
セフィロスはクラウドの記憶の弱い部分を突き、何度も心を揺さぶります。クラウドが自分を信じられなくなるように仕向ける場面もあります。
特にリメイク版やリバース版では、セフィロスがクラウドに近い距離で語りかける場面が印象的です。戦う相手というより、クラウドの心の奥に入り込んでくる存在として描かれています。
クラウドの成長は、セフィロスとの因縁を断ち切ることでもあります。セフィロスに支配されるのではなく、自分の意思で戦えるようになることが、クラウドの物語の大きな軸です。
FF7リメイク・リバースのクラウドは何が違う?
FF7リメイク・リバースのクラウドは、原作のクラウドをもとにしながら、表情や声、細かな反応がより丁寧に描かれています。
原作では想像で補っていた部分が、リメイク版では映像や演技で伝わるようになりました。そのため、クラウドの不安定さや不器用さが、より分かりやすくなっています。
リメイク版のクラウドの描かれ方
リメイク版のクラウドは、序盤からかなりクールに見えます。しかし、よく見ると「無理してかっこつけている感じ」も強く出ています。
たとえば、ティファやエアリスとの会話では、そっけない返事をしながらも、完全に突き放しているわけではありません。困っている人を見れば、なんだかんだで助けます。口では冷たくても、行動は優しいのです。
また、リメイク版ではクラウドが頭痛のような反応を見せたり、セフィロスの幻に揺さぶられたりする場面が強調されています。これにより、クラウドの記憶が普通ではないことが、序盤から伝わりやすくなりました。
原作を知っている人にとっては、「あの真相につながる描写だ」と気づけます。一方で、初めて遊ぶ人にとっては、「クラウドって何かおかしくない?」と感じる仕掛けになっています。
リバースでクラウドがおかしいと言われる理由
FF7リバースでクラウドがおかしいと感じる人がいるのは、セフィロスによる揺さぶりや、クラウド自身の記憶の不安定さが、より強く描かれているためだと考えられます。
クラウドはもともと、自分の過去を正しく理解できていません。そのうえ、セフィロスはクラウドの心を揺さぶるような言葉や行動を取ります。
そのため、リバースのクラウドは、急に冷たく見えたり、仲間の言葉を素直に受け取れなかったりする場面があります。初めて見ると「性格が悪くなった?」と感じるかもしれません。
しかし、これは単にクラウドの性格が変わったというより、物語の核心に近づくほど心の不安定さが表に出ていると見る方が自然です。
クラウドは、自分の記憶、自分の意思、セフィロスからの揺さぶりの間で揺れています。リバースでは、その危うさがよりはっきり描かれているため、「クラウドがおかしい」という感想につながりやすいのでしょう。
今後の展開で注目されるポイント
FF7リメイクシリーズは、原作をそのまま映像化するだけではなく、新しい見せ方や解釈を加えながら進んでいます。
そのため、今後の展開で注目したいのは、クラウドがどのように本当の自分を取り戻すのかという点です。
原作を知っている人なら、クラウドの記憶が整理される場面がどれほど重要か分かるはずです。リメイクシリーズでは、そこがどのように描かれるのかが大きな見どころになります。
また、ザックスの扱いも重要です。原作と関連作品を知っている人ほど、リメイク版やリバース版でのザックスの描かれ方には注目しているでしょう。
2026年時点では、『FF7リバース』はPS5、Steam、Epic Games Storeに加え、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Windowsにも展開されています。スクウェア・エニックス公式ニュースでも、Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S/Windows版が2026年6月3日に発売されたことが案内されています。
参考:スクウェア・エニックス公式ニュース:『ファイナルファンタジーVII リバース』Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S/Windows版発売のお知らせ
これからFF7のクラウドを知る人も増えていくはずです。
初心者の方は、難しい考察をいきなり全部理解しようとしなくても大丈夫です。まずは「クラウドは自分の過去を正しく覚えていない」「ザックスがその鍵を握っている」と押さえておけば、物語はかなり追いやすくなります。
FF7のクラウドについてよくある疑問
ここからは、FF7のクラウドについて検索されやすい疑問をまとめます。
クラウドは人気が高いキャラクターなので、正体だけでなく、恋愛関係、声優、遊ぶ順番などもよく話題になります。
クラウドはなぜ人気なのか
クラウドが人気な理由は、見た目のかっこよさと内面の弱さの差にあります。
金髪、無口、大剣、元ソルジャーという設定だけを見ると、かなり分かりやすい「強い主人公」です。初見でも印象に残りやすく、FFシリーズを知らない人でもクラウドの姿を見たことがあるかもしれません。
ただ、クラウドの本当の魅力はそこだけではありません。
物語を進めると、クラウドは完璧な英雄ではなく、弱さや劣等感を抱えた青年だと分かります。ソルジャーになれなかった過去、ティファに認められたかった気持ち、ザックスの記憶と混ざった自分。そうした痛みを抱えているからこそ、クラウドは人間らしく見えます。
強いのに危うい。冷たいようで優しい。かっこつけているのに、どこか不器用。
このギャップが、クラウドの人気を支えている大きな理由です。
クラウドは誰が好きなのか
クラウドが誰を好きなのかについては、断定しすぎない方がよいです。
FF7では、ティファとエアリスのどちらもクラウドにとって特別な存在として描かれます。ティファは幼なじみであり、クラウドの本当の過去を知る人物です。エアリスは、クラウドの心を動かし、物語の運命に深く関わる存在です。
そのため、「クラウドは絶対にティファだけが好き」「エアリスだけが特別」と一言で決めると、作品の複雑さを見落としてしまいます。
ティファとの関係は、過去と本当の自分に関わります。エアリスとの関係は、現在の変化や星の運命に関わります。どちらもクラウドにとって大切です。
恋愛として見る楽しみ方もありますが、記事で扱うなら「公式で一人に断定されているとまでは言いにくい」と書くのが安全です。ファンの間でも解釈が分かれやすい部分なので、事実と考察は分けて読むのがおすすめです。
クラウドの声優は誰なのか
FF7リメイクや関連作品におけるクラウドの声優は、櫻井孝宏さんです。
原作の初代『FINAL FANTASY VII』は、現在のようにキャラクターがフルボイスで話す作品ではありませんでした。そのため、「原作から声優が変わった」というより、「後の関連作品やリメイク版で声が付いた」と考える方が分かりやすいです。
映像作品やゲーム作品を通じて、クラウドの声は多くの人に知られるようになりました。特にリメイク版では、クラウドのクールさだけでなく、戸惑いや不器用さも声の演技で伝わります。
同じセリフでも、文字だけで読むのと、声つきで聞くのとでは印象が変わります。リメイク版のクラウドが少し柔らかく見える人がいるのは、演技によって心の揺れが伝わりやすくなったからかもしれません。
初心者は原作とリメイクどちらから遊ぶべきか
初心者がクラウドを理解したいなら、遊び方は大きく2つあります。
ひとつ目は、原作『FINAL FANTASY VII』から遊ぶ方法です。クラウドの正体や物語の大きな流れを、最も基本の形で知ることができます。グラフィックは古いですが、ストーリーの骨組みを理解するには今でも強い作品です。
ふたつ目は、FF7リメイクから入る方法です。映像がきれいで、キャラクターの表情や声も分かりやすいため、今から始める人には入りやすいでしょう。ただし、リメイクシリーズは原作をもとにしながら新しい見せ方も加えているため、原作を知っている人向けの仕掛けもあります。
個人的におすすめしやすい順番は、次のどちらかです。
- ストーリーの真相を先に知りたい人:原作FF7 → クライシスコア → リメイク → リバース
- 映像の新しさを重視したい人:リメイク → リバース → 原作FF7 → クライシスコア
クラウドの正体を深く理解したいなら、ザックスが主人公の『クライシス コア』も重要です。ただし、クライシスコアはFF7本編の大きなネタバレを含むため、ネタバレを避けたい人は遊ぶ順番に注意してください。
FF7のクラウドの正体まとめ
FF7のクラウドの正体をまとめると、次のようになります。
- クラウド・ストライフはFF7の主人公
- 公式紹介では元ソルジャー・クラス1stとして登場する
- しかし原作の真相では、本当はソルジャーになれなかった元神羅兵
- ニブルヘイム事件と神羅の実験により、記憶が大きく混乱した
- ザックスの経験や自分の願望が混ざり、元ソルジャーの自分を作ってしまった
- ティファはクラウドの本当の過去を知る重要人物
- エアリスはクラウドの心を変えていく存在
- セフィロスはクラウドの記憶と心を揺さぶる最大の敵
- FF7リメイク・リバースでは、クラウドの不安定さがより分かりやすく描かれている
FF7のクラウドは、単なる強い主人公ではありません。
理想の自分になれなかった青年が、他人の記憶や自分の弱さに振り回されながら、それでも本当の自分を取り戻していく物語です。
だからこそ、クラウドの正体を知ったあとでも、彼の魅力は薄れません。むしろ、弱さを抱えたまま前に進む姿に、多くの人が引き込まれるのだと思います。
これからFF7を遊ぶ方は、「クラウドはかっこいい元ソルジャー」だけで見ない方が楽しめます。クラウドの言葉や態度に少し違和感を持ちながら進めると、ザックスとの関係や本当の過去が明かされたとき、物語の重みがぐっと増すはずです。

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