サクラ大戦の光武・霊子甲冑一覧|機体・搭乗者・作品別の変遷【無限まで】

『サクラ大戦』の花組が乗って戦う人型の蒸気兵器、それが「霊子甲冑(りょうしかっちゅう)」です。1作目の「光武(こうぶ)」が有名ですが、作品が進むごとに改修機や決戦用の機体が登場し、巴里・紐育の華撃団にはそれぞれ別の機体があります。『新サクラ大戦』では次の世代の「霊子戦闘機」に代わりました。

この記事では、シリーズに登場する主な機体を、登場作品・搭乗者・大きさ・武装の表で一覧にし、どの機体がどの機体を改修したのかという流れを整理します。『新サクラ大戦』の機体は公式サイトの「メカニック紹介」で確認し、旧作の全高・重量・武装は設定資料集を参考文献に挙げているWikipedia「霊子甲冑」(二次資料)の記載を使っています。機体の画像は権利の都合で載せず、自作の図と表だけで説明します。(2026年10月1日時点)

目次

結論|帝国華撃団の主力は「光武」を改修し続けた系譜

帝国華撃団・花組の機体は、光武(1)→ 光武・改(2・3)→ 光武二式(4)と、同じ光武を改修しながら使い続けたのが基本線です。その合間に、神武(1終盤)・天武(2)・双武(4終盤)という強力な機体が登場しますが、どれも維持費や暴走の危険などの理由で運用は短く、最後は光武系に戻っています。『新サクラ大戦』では光武二式をもとにした「三式光武」を経て、新世代の霊子戦闘機「無限」に移りました。

帝国華撃団・花組の機体の変遷図。桜武・三色スミレ、光武、神武、光武・改、天武、光武二式、双武、三式光武、無限の順
帝国華撃団・花組の機体の変遷(新サクラ大戦 公式サイト・Wikipedia「霊子甲冑」をもとに作成)

巴里華撃団は光武・改をもとにした「光武F」とその強化型「光武F2」、紐育華撃団は飛行形態に変形する「STAR V」に乗ります。以下、華撃団ごとに一覧にします。

霊子甲冑とは?霊子戦闘機との違い

『新サクラ大戦』の公式サイトは、霊子甲冑を蒸気を動力とし、強い霊力を持つ人だけが操縦できる、対妖術戦用の人型兵器と説明しています。一方の霊子戦闘機は、霊子甲冑を踏まえて世界華撃団連盟(WLOF)が基本設計した新しい枠組みの兵器で、機体を小型化しながら高出力化し、操縦に必要な霊力も低くなったため、降魔大戦後に各国で採用されるようになった、とされています(新サクラ大戦 公式サイト「メカニック紹介」)。

操縦に強い霊力が必要なことが、花組に女性の隊員が多い作中の理由にもなっています。Wikipediaによると、霊子甲冑を動かせる男性は大神一郎と大河新次郎の2人だけという設定です。キャラクターと声優の一覧はサクラ大戦キャラクター一覧にまとめています。

蒸気で動くロボットという発想がどこから来たのか、舞台がなぜ「太正」なのかはサクラ大戦の舞台が大正になった理由で紹介しています。

帝国華撃団の霊子甲冑一覧(サクラ大戦1〜4)

機体登場作品全高・重量などどんな機体か
桜武(試作)設定上の機体―神崎重工が最初に作った霊子甲冑。神崎すみれがテストパイロットとして起動に成功し、若い女性が操縦に向くことが分かった
三色スミレ設定上の機体―桜武を改良した日本初の量産型。白・黄・紫の3機。この稼働データから光武が作られた
光武サクラ大戦(1作目)全高2,428mm/674kg/稼働2時間日本初の軍用霊子甲冑。花組に7機を配備
神武サクラ大戦 終盤全高3,507mm/2,520kg大破した光武の代わり。霊子機関を2基つなぎ、光武の約8倍の出力。維持費が高く運用中止
光武・改サクラ大戦2・3全高2,532mm/728kg/稼働3時間光武を改修。霊力の変換効率が高く、約2年使われた
天武サクラ大戦2 中盤全高3,775mm/3,652kg都市の地脈の力を動力にできる高出力機。暴走の危険から運用中止
アイゼンクライトIII型サクラ大戦2全高3,132mm/1,471kgドイツ・ノイギーア社製。元・欧州星組の織姫とレニが使用
光武二式サクラ大戦4全高2,562mm/稼働10時間光武・改を改修。隊員ごとに形が大きく違う。9機
双武サクラ大戦4 終盤全高4,123mm/4,125kg日本で唯一の複座型。大神と、選んだ隊員の2人で乗る決戦兵器
数値と説明は Wikipedia「霊子甲冑」(参考文献: 設定資料集『サクラ大戦 蒸気工廠』ほか)による。重量は乾燥重量

面白いのは、強い機体が出るたびに結局は光武系に戻っている点です。神武は維持費、天武は暴走の危険、双武は決戦兵器という位置づけのため運用が少なく、『2』では天武から光武・改に乗り換えて最終決戦に向かいます。1作目の光武から改修を重ねた機体が、最後まで花組の主力でした。

光武二式の搭乗者と武装(サクラ大戦4)

搭乗者武装
大神一郎大太刀×2
真宮寺さくら大刀×1
神崎すみれ長刀×1
マリア・タチバナ機関銃・機関砲・狙撃ライフル
アイリスなし(搭乗者の霊力で攻撃)
李紅蘭蒸気ランチャー
桐島カンナ蒸気クロー×2
ソレッタ・織姫霊子レーザー発振器×2
レニ・ミルヒシュトラーセシュトゥームランス×1
Wikipedia「霊子甲冑」の光武二式の項による

巴里華撃団の霊子甲冑一覧(サクラ大戦3・4)

『3』の舞台・巴里の花組は、光武・改のデータをもとに、シャノワール整備班が機体本体を、神崎重工が霊子機関を作った日仏合作の「光武F」に乗ります。石畳の多い巴里の街に合わせて、脚の車輪で地面を滑るように走れるのが特徴です。物語の途中で、敵に対抗するため李紅蘭も協力して強化した「光武F2」に代わります。

機体登場作品全高どんな機体か
光武Fサクラ大戦3(序盤〜中盤)2,592mm巴里華撃団・花組に6機を配備。途中加入の隊員は予備機に武器を付けた状態
光武F2サクラ大戦3(中盤〜)・42,592mm光武Fの強化型。新しい合金で軽くなり、隊員ごとに追加装備で外見が変わる
Wikipedia「霊子甲冑」の光武F・光武F2の項による
搭乗者光武F2の武装
大神一郎大太刀×2
エリカ・フォンティーヌガトリングアーム・機関銃
グリシーヌ・ブルーメール斧(アッソーアッシュ)
コクリコマジカルホーン・マジークバトン
ロベリア・カルリーニシザーハンズ×2
北大路花火蒸気弓
Wikipedia「霊子甲冑」の光武F2の項による

紐育華撃団の霊子甲冑「STAR V」(サクラ大戦V)

『V』の紐育華撃団・星組は、アメリカの組織FENICSが開発した「STAR V」に乗ります。霊子甲冑で初めての可変戦闘機で、人型から飛行形態に変形して空中戦ができます。全高は約4mと、光武系よりひと回り大きい機体です。変形による空中戦がゲームの戦闘をどう変えたかはサクラ大戦Vは黒歴史?評価が割れた理由で触れています。

搭乗者機体の呼び名武装
大河新次郎フジヤマスター大太刀×2、小太刀×2
ジェミニ・サンライズロデオスターガンバレル=ソード
サジータ・ワインバーグハイウェイスターシザースチェーン×2
リカリッタ・アリエスシューティングスター2連装ガンマスター×2
ダイアナ・カプリスサイレントスター2連装ケミカルランチャー×2
九条昴ランダムスター斬鉄扇×2、機銃×2
Wikipedia「霊子甲冑」の STAR V の項による。STAR V の基本値は全高4,001mm・乾燥重量4,230kg

星組の元隊長ラチェット・アルタイルは、STAR V の試作機にあたる「STAR IV」(通称シルバースター)に乗ります。試作機なので変形はしません。

新サクラ大戦の機体一覧(霊子戦闘機の時代)

『新サクラ大戦』(2019年)の時代には、霊子甲冑は旧式になり、各国の華撃団は霊子戦闘機に乗っています。公式サイトの「メカニック紹介」に載っている機体は次のとおりです。

機体分類乗る華撃団公式サイトの説明(要約)
三式光武霊子甲冑帝国華撃団光武二式をベースに、アンシャール鋼で軽量化した機体。ただしフレームは光武二式とほぼ同じで霊子過給機もなく、出力や霊力効率は低い
無限霊子戦闘機帝国華撃団神崎重工初の量産型霊子戦闘機。三式光武の開発を踏まえて設計され、霊子過給機を搭載。癖が少なく扱いやすい花組の主力
王龍(ワンロン)霊子戦闘機上海華撃団龍を思わせる攻撃的な外装で、炎をまとった武術攻撃が特徴
ブリドヴェン霊子戦闘機倫敦華撃団西洋甲冑がモチーフの騎士らしい外装で、剣で戦う
アイゼンイェーガー霊子戦闘機伯林華撃団欧州星組のアイゼンクライトの系譜を継ぐ、重装甲・大火力の機体
新サクラ大戦 公式サイト「メカニック紹介 霊子兵器・装備」による

物語の途中では、約10年前に作られた世界初の霊子戦闘機「試製桜武」も登場します。高性能ですが搭乗者の負担が非常に大きく、正式採用されなかった機体です(Wikipedia「霊子戦闘機」による)。名前は、かつて神崎重工が最初に作った霊子甲冑「桜武」に由来します。

無限の搭乗者・機体色・武装

搭乗者機体色武装
神山誠十郎白銀大太刀×2
天宮さくら薄桜色太刀
東雲初穂朱色大槌「神槌」
望月あざみ藤黄色鉄爪・クナイ・小太刀など
アナスタシア・パルマ紺碧色長銃と銃2挺
クラリス深碧色魔導書2冊
Wikipedia「新サクラ大戦」(バンダイ「模型浪漫倶楽部」の機体解説を出典とする記述)による

さくらの無限は、ゲーム本編では実戦に出る前に壊され、さくらは試製桜武に乗ります。無限さくら機はアニメ『新サクラ大戦 the Animation』で活躍し、ゲームでもアップデート(Ver.1.01)で使えるようになりました(バンダイ 模型浪漫倶楽部のアートディレクターのコメントによる)。『新サクラ大戦』そのものの評価は新サクラ大戦はひどい?酷評の理由で整理しています。

メカデザインとプラモデル

サクラ大戦のメカニックデザイナーとして知られるのが明貴美加氏で、『新サクラ大戦』の霊子戦闘機・無限も明貴氏のデザインです。原作者の広井王子氏は2026年8月のトークショーで、キャラクターデザインの藤島康介氏を推薦したのが、メカニックデザイナーの明貴氏だったと話しています(電撃オンライン 2026年9月)。この経緯はサクラ大戦のキャラデザは藤島康介で詳しく紹介しています。

プラモデルでは、バンダイのHGシリーズで『サクラ大戦2』の「光武・改」と、『新サクラ大戦』の「霊子戦闘機・無限」が商品化されています。バンダイの特設ページ「模型浪漫倶楽部」では、明貴氏やシリーズ監修の西野陽氏がコメントを寄せていて、西野氏は無限を「光武・改」から15年後の機体と紹介しています(BANDAI SPIRITS 新サクラ大戦 模型浪漫倶楽部)。発売から時間がたっているため、再販や在庫の状況はバンダイホビーサイトや販売店で確認してください。

「光武 一覧」に関するよくある質問

光武は何機ある?

1作目の光武は、帝国華撃団・花組に7機が配備されています。『4』の光武二式は、『2』から加わった織姫とレニを含めて9機です。

霊子甲冑と霊子戦闘機の違いは?

霊子戦闘機は、霊子甲冑を踏まえて新しく設計された次の世代の機体です。公式サイトの説明では、小型化しつつ高出力になり、操縦に必要な霊力も低くなりました。『新サクラ大戦』の三式光武は霊子甲冑、無限は霊子戦闘機です。

「光武」の読み方は?

「こうぶ」です。『新サクラ大戦』の「三式光武」は「さんしきこうぶ」と読みます。

紐育の機体は光武ではない?

はい。『V』の紐育華撃団の機体は、アメリカのFENICSが開発した「STAR V」で、光武系とは別の機体です。光武の技術も取り入れていますが、直接にはドイツのアイゼンクライトの流れをくむ機体とされています(Wikipedia「霊子甲冑」による)。

まとめ

  • 帝国華撃団の主力は 光武(1)→ 光武・改(2・3)→ 光武二式(4)。神武・天武・双武は強力だが運用は短期間
  • 巴里華撃団は光武F → 光武F2、紐育華撃団は変形して飛べる STAR V
  • 『新サクラ大戦』では光武二式ベースの三式光武を経て、霊子戦闘機「無限」へ
  • 霊子戦闘機は霊子甲冑より小型・高出力で、必要な霊力も低い(公式サイトの説明)
  • HGプラモデルは「光武・改」と「無限」が商品化。無限のメカデザインは明貴美加氏

シリーズを今から遊ぶ方法はサクラ大戦を今から遊ぶ方法、作品の順番はサクラ大戦シリーズの順番、主題歌はサクラ大戦の主題歌・歌一覧にまとめています。

参考リンク

※『新サクラ大戦』の機体の説明は公式サイト、旧作の機体の全高・重量・武装はWikipedia(二次資料)の記載にもとづきます(2026年10月1日確認)。機体の画像は権利の都合で掲載していません。

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この記事を書いた人

ゲームのウラ話 運営者:Satimo

1990年代から30年以上にわたってゲームをプレイし続けるレトロゲーマー。
特に思い入れが強いのは初代PlayStation時代のSIEタイトル群で、
『サルゲッチュ』『どこでもいっしょ』『パラッパラッパー』は全作品プレイ済み。
現在も最新ハード(PS5・Switch2)からレトロゲームまで幅広くプレイ中。
当ブログでは、長年のプレイ経験に基づいた一次情報レベルのレビュー・考察を
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